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★ いま、どんな顔をしていますか 世界には、顔の表情の固く険しい民族と、柔らかく優しい民族がいます。険しい民族は、 ①酷暑の国、②厳冬の国、③食糧不足の国、④戦火の絶えない国、⑤独裁者の国 この五つの国の人々です。 幸い、いまの日本はこれらの要素を持っていないため、表情の柔らかく、優しい民族の中に入っています。同じアジアでも、北朝鮮、韓国、中国、その他東南アジア諸国の人々は、私たちより、はるかに固く険しいでしょう。 とはいえ、私たちの中にも、 ① 一日中、働きづめに働かされている ② 貧しくて、暮らしに余裕がない ③ 夫婦の関係が最悪で、イライラしている ④ 思ったような仕事がなく、あせっている これらの理由が溜まると、表情が固く、ときに疑いや憎悪の表情が顔面に浮かび出て、とても下品な印象になります。 もっともわかりやすい例でいうと、口が曲がってきます。唇の両端が下に垂れてきたり、どちらかが上に歪むのです。するとこれらの人々の話し方は、必ずきつくなり、悪口や皮肉がポンポン飛び出てきます。意地悪の典型が子のタイプです。 もう一点、表情に出るのは、ほお骨が目立ってきます。昔から犯罪者、殺人犯に多いのですが、これは生活にゆとりがないことによってつくられる顔で、心が残虐になるので注しなければなりません。 ★ ゆとり時間で心のマッサージ もしあなたが「近ごろ、私の顔がきつくなったわ」と思ったときには、ただ顔のマッサージをするだけでは、うまくいきません。 顔のひだを伸ばすより、心のひだを伸ばさなければなりません。 このときは迷わず、ゆとりの時間を持ちましょう。 エステに行くのもステキですし、ネールアートも楽しいでしょう。 旅に出て温泉に浸かるのもいいでしょう。できれば、働く人々の生活をゆったりと眺めて、「こういう生き方もあるんだ」と考えることです。 あるいは、悠久に流れる大河と空を見て、ボーッとする時間をもってもいいではありませんか？ 田舎暮らしをする人々の顔を見ると、都会人より、はるかに上品で柔和な表情をしていることがあります。 土と水に向き合って暮していると、お金の価値はぐんと下がります。嫉妬や羨望の心がなくなるだけで、表情がとても幸せそうになるのです。 あるいは芸術を学んでみましょう。上手か下手か、すぐわかるものは、あせりが出るので、絶対しないことです。ピアノや三味線などは、はっきりいって、表情をきつくするだけです。 それより、俳句とか短歌が向いています。それほど、うまいか下手か、誰にも分からないからです。踊りも悪くありません。 さらにはペットを飼うのも、すばらしいゆとりとなります。本場のペルシア猫とシャム猫は、貴族によってつくられた品種といわれていますが、なんとなく高貴です。 犬も同じで、表情の柔らかな品種と遊んでいると、私たちの顔も上品にならざるをえません。こういった気品のある磨き方もあるのです。 |
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