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★ ひとつの動作を確実にやり終えてから次の動作に入る 姿勢と歩き方を身につけたら、さらに立ち居振る舞いを美しく見せる動作を体得しましょう。 基本は、「動作に区切りをつける」ことです。つまり、ひとつの動作を確実に終えてから、次の動作に移ることが大切です。 たとえば、コーヒーを飲みながら会話する場合に、スプーンで砂糖を溶かしながら話を続けず、いったんスプーンを置いてから、あらためて話に戻るようにするのです。 細かいことですが、このほうが丁寧な印象を与えますし、複数のことをかけもちでやろうとすると、思わぬ失敗をすることがあります。 また、動作の最後をゆっくり静かに行うことを意識してください。 たとえば、相手に何かを渡す時など、相手が受け取る間際に、ゆっくりと丁寧に渡すようにしましょう。手元も意外に見られていますので、指先をしっかり揃えるように意識します。 指が開いているとだらしなく見えますし、指を揃えるだけで美しい動作に見えるものです。このような細かい動作に気を配っていれば、相手に「きちんとした人だな」という印象を与えるだけでなく、心地良さを感じてもらえるはずです。 【チェックポイント】 動作の最後をゆっくり丁寧に行うことを意識する 【大人の常識マナークイズ】 Q 紅茶やコーヒーにミルクや砂糖を入れて飲む場合、スプーンでかき混ぜるしぐさとして美しいのは、次のどれでしょうか？ ① 時計回りに円を描いてスプーンを動かす。 ② 反時計回りに円を描いてスプーンを動かす。 ③ 手前→奥と縦方向にスプーンを動かす。 ④ 左→右と横方向にスプーンを動かす。 A 正解は③です。 ①や②のようにグルグル円を描くようにかき混ぜると溶かしやすいし、そうする人が多いのですが、じつは、あまり美しくありません。 ③のように、手前から奥へと、指先を軽く動かすようにしてかき混ぜるのが、もっとも優雅に見える所作です。④のように左右に動かすのは、飲み物をこぼしてしまいやすいので、あまりオススメできません。 |
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